土地探しから始められる方が最近ではほとんどですが、初めての事なのでどうしたら良いかわからない。また知識を得たいという要望が多いので下記項目についてお話しします。
誰でもお得に買いたいのは本音。土地もお買い得に購入したいと思いますが果たしてそんな土地はあるのでしょうか?残念ながらありません。土地は周りとの価格相場や土地の形や道路との高低差など様々な理由で価格が設定されています。ですからその土地だけ特別安いなんて事はありません。もしそういった土地が出たら瞬時に不動産会社が購入して適正価格で再販売する事になります。しかも業者は現金で購入し瑕疵担保不要なのでお客様が住宅ローンで購入する事はほぼ不可能と思われます。
デパートやスーパーで値引きを要求する事はほぼないと思いますが、個人商店や家電量販店は値引き交渉がある程度可能です。では土地はどうでしょうか? 決めるのは売主さんなので人気エリアの土地だと値引きゼロも珍しくありませんし売り出しから長く売れていない土地の場合 交渉が可能だったりします。あと残債を消す金額に足らないと売れないので引きたくても値引き出来ないケースもありさまざまです。 可能としても金額は様子を見ながら下げていきますのでいきなり大幅値引きは期待できません。例えば2180万円だと80万円とか30万円とか十万円単位が一般的です。
近所で30坪の土地に30坪の建物が付いて3500万円で売っていたので 近くで30坪の土地を探して30坪の建物を注文住宅で建築したいと思うと同等くらいの金額で建てられるでしょうか? そうした場合1000万円程度は高くなることは覚悟しなければいけません。なぜなら土地だけ販売の利益と注文住宅と建売の建築費が異なるからです。建売住宅はある程度まとまって建築したりすることで価格を抑えているから安くできるのです。
売り出し土地の情報をいち早く掴むためには 売り土地の流れを知る必要があります。売り土地情報は住宅会社でなく必ず不動産会社に持ち込まれます。(これ重要)そして持ち込まれた会社は売り手数料は確定していますので購入する相手を見つけようとします。 まずは営業マン自身の登録客に連絡します。購入相手が見つからなければ周辺にチラシ広告→自社内で見つける→自社ホームページに掲載→SUUMOなどポータルサイトに掲載という感じで全て自社で売れるように行動します。 売れなければ売主様から1円も入らないので 自社が無理なら初めて他社へ告知する事になります。 不動産情報ネットワーク(レインズ)へは売主依頼後7日程度経ってから登録する事になり それで不動産情報が初めて拡散されます。
上記の流れを見てもわかるように土地情報は住宅会社でなく不動産会社に集まりますので住宅会社の営業マンは住宅販売がメインなので土地情報を知りません。自身の担当するお客様が出来てから初めて地域の不動産会社に問い合わせして売れ残っている情報を知る訳です。ですから不動産業界で言う新鮮な情報が解らず また土地勘もないので的確なアドバイスが出来ません。 土地は不動産会社に家は住宅会社に別々に聞いて判断する方が 土地購入の近道と言えます。
土地購入の方はまず土地を探す事から始まる訳ですが(土地が決まらないと図面もかけないし金額も出ない)いきなり土地を見に行くとどうしても立地が良いなど土地の費用にウエイトが高まりますが、住むのは家という事を忘れずに まずは住宅会社で理想の家がいくらで建築できるかを確認する事をお勧めします。 そして総予算から建物費用を除いた費用で土地を探す事が出来れば理想的です。 土地は土地代だけでなく解体費や擁壁工事なども掛かる事もあるのでその辺りも住宅会社に相談されることをお勧めします。
お客さまからよく「この土地にBinOのWAVE は、建築できますか?」とのご質問をいただきます。簡単にチェック出来るように基本の基本だけをアップいたします。ここでは、下記の事例でご説明します。ご質問がございましたらお気軽にご相談ください。
壁面後退 | 1m | ||
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用途 | 住居地域 第一種低層住居専用地域 | ||
高度地区 | 第一種高度地域 5m+0.6/1m | ||
建ぺい率・容積率 | 60%200%(道路幅が5m以下の場合容積率が160%などになります。) |
このプランは、
間口7,280mm(7m28cm)奥行9,100mm(9m10cm)
壁面後退が1mなので、間口は7.28+1.1+1.1=9.48m 必要です。
(家の設計は壁の中心ですので、壁の厚みです。)
壁面後退がない地域は、民法の50cmですので、
7.28+0.6+0.6=8.48mとなります。
奥行も同じく、9.1+1.1+1.1=11.3m必要です。
建ぺい率と容積率
特に問題になるのが建ぺい率です。建ぺい率とは土地の大きさに対して建物の割合がどれくらいか?の指標です。
例えば100㎡ (約30坪)の土地の建ぺい率が60% とすると60㎡まで建築できます。
上記のWAVEの建築面積は59.62㎡なので建てられます。
逆に言うと上記のWAVEは最低100㎡が必要となります。
この他にも道路と敷地に高低差がある場合などは車庫の進入路をどうするかなどもう少し複雑になるかもしれません。お問い合わせください。
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